ガールズアンドパンツァー劇場版

見てきた。面白かった。ネタバレ。

 

TVシリーズを「存在しないものを信じて戦っていた」としたり旧日本軍パロ高校が出てきたり学園から追い出されたりと序盤は世界観が厳しくて不安になるのだけど、臨時学校パートが社会性皆無の異常な空間でどうでもよくなる(教師はどこにいったんだ……という無粋すぎるつっこみが頭に浮かばざるをえないというか、なんだったんだあれ)。幽世感。それこそ人類史の終わった後の世界でにょきにょきと少女たちが生まれてレイヤーを構成しているかのような感覚。ガルパンって放送当時戦車版咲と言われていた覚えがあるのだけど、劇場版の西住みほは咲さん感かなりあると思う。今思うとTVシリーズのあの優しさはどちらかというとスロウスタートでは?(あまり覚えていない)

映画としては戦車戦が中心(時間的にもこっちのほうが長いはず)。普通に面白かった。

戦車道には人生のすべてがあるというようなセリフが何度か出てくるけれど、確かにあの世界は戦車道と少女たちのためにあるんだと納得させられる感じがあった。

新キャラのミカとアリスは良かった。世界の広がりを感じさせる新キャラだった(ここでいう世界の広がりというのは少年漫画脳的な意味です)。