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20160826

君の名は。』見た。ネタバレ。基本的に初感ですが人と話したり感想を見たりしたのでその成分が入っている。

 

 

 

楽しめなかったわけではないが満足とはいえない。自分が元々「ほしのこえが好き」という人なので新海ファンというわけでもなく、様々なモチーフの引用などを受け止められなかったことも原因だろうが、単体で見た時に傑出している要素があったようにも思えなかった。

まずRADが全然ダメだった。これは最悪だったし何度見てもその印象は変わらないと思う。新海はもともと過剰な映像と過剰なモノローグを連打するタイプだけど今回はモノローグが大幅に減ってそれを補うように挿入歌が大量に流れた。新海モノローグ別に超好きってわけじゃないと思ってたけどやっぱ大事だったんだ……。歌が流れるたびにやや興ざめしたし、歌なしの劇伴も何一つ印象に残らなかった。これは傲慢だけど、私が天門の同人CDから頑張って適切なBGMを選んだほうが自分にとっては優れた劇伴になるだろうという気さえした。

身体性のアピールがけっこう多かった。胸をもんだりトイレに行ったりお米を噛んだり踊ったり走ったり。言の葉もそうだったが個人的にはあまり楽しいシーンではない。

過去改変が失敗直前だったように見えたのだけど、可能世界に分岐したという感じなのだろうか。ただの省略? 入れ替わりの時間差でミステリ脳が働いたこともあって少しそういう細かいところが気になった。

空間だけ離れているかと思ったら実は時間も離れていて、空間を同じくしても時間の差は埋まらない、というところで謎の共感が発生したのも少し気になった。いや、別にいいんですが村の伝統とかむすびとか言われてもちょっと……という。

新海誠の自意識の供養という発言を見たが供養というなら自意識がなんらかの形で商業的にでも昇華されているべきであれはただ抑圧しているだけだと思う。ほしのこえの供養成分がどこにあるんだ。もしかしてアレ自意識の残骸=モチーフくらいの意味で言ってる? 

変電所爆破はシチュエーション的にエモいと思う。好きな子と一緒に変電所爆破したくないですか? もっと押してほしかった。

ほとんどの私の感想が今ほしのこえ作れるのだろうかという意味不明な文句につながっている感じがする。昨日ほしのこえ久しぶりに見て泣きました。